読み手の心を掴む発信を実践 / セミナーを開催しました


SNSライティングADVANCE講座のリアルセミナーを開催しました。この講座は4年前から定期開講している『ライティングBASIC講座』のアドバンスバージョンで、「個人事業の売り上げにつながる文章を書き、発信ができるようになる」をゴールに2025年に新設した講座です。どんな様子か開催レポートをシェアしたいと思います。(初回講座の様子はこちらをクリックしてお読みいただけます

突然ですが、リアル会はいいものですよねぇ(しみじみ)。オンラインでも受講生さんの魅力や良さは伝わりますが、実際に同じ空間で過ごすことで、zoom上では垣間見れなかったその人らしい魅力をたくさん発見できます。セミナー開催日がバレンタイン当日だったので、それぞれが持ち寄った上品なチョコレートや期間限定の甘いものがあっという間にテーブルに所狭しと並びます。「きっと甘いものが集まるだろうから」と裏を読んで、しょっぱい系のおやつを持参してくれる人も。皆でおやつをつまみながら講座を進めていきました。

文章を添削されて初めて気づくことがある

今回のセミナーでは、事前に日常の投稿を課題として1記事提出してもらっていたのですが、その記事の添削と講評からスタートしました。

「この1文を削除すると、伝えたいメッセージが際立ちそう
体言止めが多いと読みにくさにつながるから、バランスを取りましょう」
この情景描写は没入できる!もっと読みたい!」
この文章の主語はだれだろう?読み手が混乱するかも」
「なぜそう言えるのか、根拠を書くと納得感が出ますよ」 

など、お一人お一人良いところと伸びしろを丁寧にお伝えしていきます。みなさん懸命にメモを取られていたのが印象的でした。受講生さんは書くことを生業にしていないので、人から文章のフィードバックを受けることが初めての方も。「こうやって教えてもらえるのが、新鮮で楽しいです!」との感想もいただき、私もサポート講師のたえさんもホッとしながら進めました。(フィードバックをする側の私たちも実はドキドキしています・・) 

自分が分かっていない文章は、相手にも伝わらない

今回の添削会で興味深かったのは、「これってどういう意図で書きましたか?」と私とサポート講師のたえさんが書き手に問いたくなる箇所は、もれなく書き手も「何を言いたいたいか腑に落ちないまま書いていました」「自分でも納得していない一文です」とおっしゃったこと。「曖昧に書いた文章はすべて敦子さんとたえさんに突っ込まれますね〜」と感想をくださった方がいたんだけど、ここで大きく頷く受講生さん多数。

そうなんです。自分が伝えたいことがあって、それをはっきり書いても、読み手には書き手の真意は100%は伝わりません。とすると、自分が何を伝えたいかクリアじゃないのに発信をしたら?はい。読み手も「???」状態になるのは想像がつきますよね。 

SNS発信って「とりあえず発信すればOK」な時代は遠に過ぎました。書き手にその文章を発信する意図や主張がないと、誰の目にも心にもとまりません。エッセイや小説は書き手も着地を決めずに書く場合が多いと書き手のプロから聞いたことがありますが、「個人で選ばれていくためのSNSライティング」では、原則

・着地(今日の発信で何を伝えたいか)を決める
・何が読み手にとって提供価値になるのかクリアにして書く 

ことが必要です。そのため何を伝えたいかクリアにならないまま発信をするのはマナー違反。セミナーでは書き始める「前に」何を書きたいかクリアにしてからPCに向かうといいよね、という話もしました。

大人が本気で悩む姿って格好いい

ライティング講座は「笑顔で書こう」をスローガンにしていますが、セミナーに参加した受講生さんたちは笑顔も少なく、頭を悩ませ、表情は真剣そのもの(笑)でも「何を伝えたいか、どう書こうか」悩む大人の姿はなんて格好よいのでしょう!

「SNS発信なんてAIに頼ればいい」「代行の人に書いてもらえばいい」「書かなくてもリールやライブをすればいいじゃん」という考え方もあるなか、自分の心と頭をフルに使って「自分の手で書きたい」と熱望する大人が一定数いることに私は胸が熱くなります。

自分の内から言葉を探し、読み手がその情景を想像できるように表現していくことはタフな作業です。でも、この唸る時間を重ねるからこそ、誰かの心に届くメッセージが綴れるようになり、会ったこともない人と心を通い合わせる楽しさも味わえるのです。この一連の動作を「大変だけど楽しい」そう感じる起業家さんに向けて、これからもライティング講座を開講していこうと静かに決意をしました。

タイトルと書き出しが微妙だと全く読まれないって知ってました?

サポート講師として活躍してくれているたばたたえさん。この日は大阪から駆けつけてくれました。そしてたえさんからは「読み進めたくなるタイトルと書き出しセミナー」を担当していただきました。たえさんは過去に通販カタログ誌で紙面づくりをしていた経験もある方。たえさんの経験と知恵、学びの詰まった時間になりました。

みなさん、知っていますか?SNS発信が読まれるか読まれないかって、サムネイルやタイトルでほぼ決まることを。「中身の前に、読まれる見た目を作る」これ、めちゃくちゃ重要です。「いい文章さえ書いていれば気づいてもらえる」なんてことは残念ながらありません。

クリックするかしないかの数秒のビジュアルで何を語るかも学んでいただきたいと思い、今回のタイトル&書き出しセミナーを新設しました。学んで今日から即できるようにはなりませんが、まずは正しい知識を知ることは大事。私も勉強になりました。たえさんありがとう! 

ADVANCE講座がスタートしてまだ1ヶ月も経っていませんが、すでに受講生さんのライティングに対する向き合い方も変化しているのがわかります。なぜなら、みなさんの文章がとてもいいから!ここからの変化が楽しみでなりません。3回目の講義からは「LPライティング」に入り、ググッと売り上げにつながる文章の書き方を学んでいきます!また講座の様子はこちらのコラムで紹介していきますね。

SNSライティングADVANCE講座の2025年の開講は予定しておりませんが、ADVANCE講座の基礎編 SNSライティングBASIC講座は秋頃に開催を予定しています。LINEにご登録をいただくと、講座の募集のご案内などスムーズに受け取れます。

ADVANCE講座の詳細はこちらより

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  1. 新・ライティング講座始まりました!

Profile

キャリアデザインコーチ
美甘 敦子 Atsuko MIKAMO


スターバックス、ANAの客室乗務員を経て、2019年、キャリアデザインコーチとして起業。得意のSNSライティングを活かしInstagram、ブログで発信を始めると、起業半年で国内外からお問い合わせが絶えず、講座はたちまち満席に。


「集客が難しい」と言われるコーチングで、オリジナル講座を含めて一年半で延べ150名以上に開講。所属するコーチングファームでは、2021年上半期のBest of Coach で2位に選ばれる。


顧客心理をベースにしたオリジナル講座は4年間全て満席。顧客満足度が非常に高く、クライアントの80%はリピーターになる。  Voicyのパーソナリティを務めたり、外部講師としてSNSライティング講座も開講し、活躍の場を広げている。


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