私は月に1度、アーユルヴェーダ式の薬草オイルマッサージの施術を受けています。
かれこれ5,6年は通ってるのですが、あまりの気持ち良さに、去年から頻度高く受けるようになりました。そのおかげで、産後繰り返していたぎっくり腰に全くならないようになり、その効果を感じています。
でね、先日こんなことがあったんです。
「今日は首と肩周りがすごく凝っていて・・上半身を緩めたいです」と、私。
信頼するセラピストさんが私の体全体を触って一言
「今日は太ももと腰がひどそう。下半身を入念にケアしますね」と。
確かに首も肩も凝ってはいましたが、それは下半身の「詰まり」が原因でした。普段の圧なら全く痛くないはずなのに、セラピストさんに太ももを触れるたびに、体が凝って淀んでいたことがよーーく分かり、その「痛気持ちいライン」でウトウト。
この時に痛感しました。そう、そうなのよ。人って見当違いを起こす生き物であると。
自分で感じて考えて、答えを出してみることは大切だけど、専門分野についてはその手のプロの言葉を素直に聞き入れるのが一番なんですよね。それに、継続的にお付き合いがあるからこそ分かることもあるし。

これってコーチングセッションやコンサルと一緒だなぁとウトウトしながら考えました。というのも、人って自分で「これが問題だ!」って思ってるものってだいたい見当違いなことが多い。
それが本当の原因じゃないっていうやつです。
例えば「私は転職がしたい。だからセッションを受けに来ました」という方がいたとします。じっくりお話しを伺うと、実はその方に必要なのは転職ではなくて、今ある職場のコミュニケーションをよくするための、コミュニケーションスキルを身につけることが一番大切なことだったとか。
「時間の使い方を学びたい」という方も、周りに頼って時間を作るために「人に頼れる自分になること」が目下取り組むことだったとか。
その問題と思われる渦中にいる時は、視野も狭くなっていて、全体で物事を判断することができなくなってるんですよね。先日の疲れきった体でアーユルヴェーダの施術に伺った私のように。その手の専門家が客観的に見るからこそ分かることがあり、導いてもらえるものがあると思っています。

これからは「肩が凝ってる「気がします」」って、降参した状態で伝えよう。そしてプロの力を信じてすべてを委ねようと思いました。だからこそ信頼できる人にお願いすることも大切ですね。
それから「調子がいいから今月は行かない」という自分の判断も、おそらく過信という見当違いを起こしているので、調子が良くても悪くても、定期的に通うことも大事にしよう。
おかげさまで私の体は万全!とっても調子がいいこの頃です。